片手鍋

ある精神障碍者による、セルフケアと生活設計のためのブログ

物を大事にできない

どうもわたしは「物を大事にする」ということが非常に苦手なようです。

昔オリーブというファッション雑誌があって、わたしも中学の頃は愛読してました。でも着るものだけならいいのですが、あの雑誌は雑貨を非常によく取り上げることに定評がありまして。東京に住んでいないわたしには、雑誌に載ったものと同じものを手に入れるのは限界があったのですが、それでも自分の行ける範囲で、自分のお小遣いの範囲内で、素敵な文房具や雑貨などを買っていました。

買うのはいいんです。自分のセンスでこれがいいな、と思ったものをお金を出して買う。しかしそのあとが問題です。買ってから自分で使いこなせない。机の中に入れっぱなしで忘れてしまう。あとになって発掘して、やっぱり使い道がないので処分する。

なんというか、物への愛情というか愛着というか、そういうのがまるで持てない感じです。愛を感じた物を大切に使うとか、そういうことができません。そういえば自分の部屋もいわゆる「汚部屋」に近いものがあって(というか今はそれなりに改善したんですが、以前は本当に床が見えない感じの散らかりようでした)、とにかく大量の物(不用品やゴミも含めて)がごちゃっと集積しています。ひとつひとつの物を大切にできない。あと、「ぬいぐるみを愛玩する」というのも、やってみたけどだめでした。決してかわいくないわけではないのに、どうも可愛がるという方向へいかない。

自分が何を持っているかというのをあまり把握できない、したくないというのはあると思います。一方で着るものなどに関しては、できるだけ流行と無関係なものを買って、一度買ったものは5年は着続ける、みたいなことはできるんですが。ていうかわたしの場合、「もの」だけじゃなくて「ひと」にも著しく愛着が薄いんですが、その話はまた今度。