片手鍋

ある精神障碍者による、セルフケアと生活設計のためのブログ

例えば料理の場合

日常的な事柄のうち、料理について。

例えば「米を二合研いで炊飯器に入れる→酒と醤油で味をつけて塩鮭2切れとほぐした舞茸を入れる→ごぼうをささがきにして入れる→炊飯開始→こんにゃくを一口大にちぎって茹でる→その間にトマトを一口大に切る→アボカドの種と皮を取って一口大に切る→こんにゃくをざるに空ける→レモン半分を絞って醤油とわさびと砂糖少々と合わせる→トマトとアボカドとレモン醤油を冷蔵庫へ→こんにゃくをフライパンで油炒めしてめんつゆで味をつけて一味唐辛子を振って器に盛り付ける→キャベツをざく切り、人参を薄切り、葱と生姜をみじん切りにする→玉子を割って溶いてフライパンで炒り卵にする→フライパンを洗って油を熱して葱と生姜を炒め、人参を入れて油が回ったらキャベツを入れる→ガラスープの素を塩こしょうで味をつけて炒り卵を入れて混ぜ、器に盛る→トマトとアボカドとレモン醤油を混ぜて器に盛る→ちょうどこの位の時間にご飯が炊けるので、炊けたら炊飯器から塩鮭を出して骨と皮と取ってほぐして炊飯器に戻す→炊き込みご飯全体をよく混ぜて茶碗に盛る→「鮭とごぼうの炊き込みご飯」と「雷こんにゃく」と「トマトとアボカドのレモンわさび醤油あえ」と「キャベツと卵の炒め物」出来上がり」ということはできるんです。何か一品作って終わりではなく、献立を立てて段取りをある程度考えて、その通りに動くということはそれなりにできる。

ただ、これが毎日の夕飯ではなく、週に3回だからこそできている、というところはあります。もちろん毎日同じものはなく、その都度献立を変えて作るので、まずネタ切れにならないようにしなくてはならないのが大変。それから時間にして1時間から1時間半くらいの間にこれだけのことをするのは、わたしにはやはりそれなりに大変なことなのです。

さらに言えば買い物の手間もあります。午後、昼ごはんを食べ終わってから、冷蔵庫の中にあるものを確かめて献立を立て、必要なものをメモしてから、バスで20分かかるスーパーへ買い物に出かけます。「スーパーに行ってから、その場で安くなっているものを確かめて、そこで献立を立てて買い物をする」ということがわたしにはできません。最初に決めたものがどんなに高くても買います。

午後は夕飯の買い物とウォーキングだけでつぶれるので、ほかのことができるのは自分が食事当番でないときだけです。例えば髪を切りに行くとか、それだけで1時間半は潰れるので、夕飯を作る日はちょっと無理です。午前中の通院と食事当番が重なる日はありますが、バスに乗って病院と薬局へ行って、ごはんを食べて昼過ぎに帰ってきて、それからまた改めてバスに乗って買い物に出かけるので、ちょっと疲れます。一度に済ましてしまうのは、朝出かけるときに冷蔵庫の中身をチェックする余裕がないのでちょっと無理です。