片手鍋

ある精神障碍者による、セルフケアと生活設計のためのブログ

薬の話

薬はルーラン8mgとヒルナミン20mgを寝る前に飲んでいます。少ないほうだと思いますが、これで何とか毎日やっていけます。

以前はルーランだけ4mgだったのですが、ある時突然眠れなくなってしまって。3晩眠れない夜が続いて、じっとしていることが難しくなりました。それであわてて薬を増やして、最初はリスパダールとかも試したのですがうまくいかず、結局ヒルナミンにしたらどうにか眠れるようになりました。眠れていれば日々の暮らしは一応大丈夫です。これだけ飲んで眠れなければヒルナミンを頓服で10mg追加します。

ヒルナミンを飲み始めてから変わったことはいくつかあります。まず長文が書けなくなりました。7年ほど前にやっていたブログを最近読み返していたのですが、こんな長文をこんな密度で、しかも3日に一度も更新していたなんて、とものすごくびっくりしました(さすがにそれやってたら1年で調子を崩して鬱になったのですが)。ルーランだけのときはもっとちゃんと働いていた頭が、確実に働かなくなっています。

あと、絶対音感が以前はあったのですが、どうやら駄目になったようです。「ペトルーシュカからの3楽章」のロシアの踊り、あれを最初耳で聴いて、変ニ長調だとばかり思っていたのですが、どこかで譜面を見たらハ長調だったんですね。音楽関係はわりと自信があったのに、何だかかなり揺らいだ感じでした。

そんなこんなで薬によっていろいろ駄目になっているところはあるんですが、これで日々おおむね穏やかに暮らしていけるんだからいいじゃないか、と思います。これ以上減らしたくも増やしたくもありません。薬を増やすとか変えるとかして活動性をアップさせるとかも嫌です。どうしてそんなことしてまで健常者の暮らしに近づけなくてはいけないのか、と思います。